第2章 .漂う手紙の終着点
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『別にいいんだけどね…
あの姿になると少し体力が取られちゃうの、多分無闇に動かなければ体力を取られることも筋肉痛になることもあまり無いとは思うけど...』
見てみたいと言われて見せないなんてことはしたくないので体の心配をしつつも見せることにした
体全身に少し力を入れれば
肌には白い毛がフサフサ生えてきて
鼻や口が前に出た
真横にあった耳は上にいって
四足歩行になる
はい、オオカミへと早変わり!!
エース「すげぇ...」
エースさんはそう言って少し戸惑いながら両手を伸ばしてきた
『わふッ...耳はやめて』
エース「ッおぉ悪ぃ!」
耳をなるべくよけながら撫で続けてくれるエースさん、撫で方がうまいのか少し心地よくて自分から擦り寄ってしまう
エース「ふっさふさだなぁ」
ハルタ「エース僕にも撫でさせて!」
エース「おぉ!」
『いや、私に許可とって?!』
ハルタ「本当にふさふさだ~気持ち~!」
『ねぇってば...』
ハルタをはじめとしたくさんの人から撫でられたり、餌付けされたり、遠吠えが聞きたいだとか
遠吠えが聞きたいってなんだよw
とにかくオオカミの姿でいるとちやほやされるようですね
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