第1章 .瓶詰めの手紙
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クムユ「ごめんなさい、そんな国は聞いたことが無いわ…」
『...そ、そうなんですね』
あからさまに落ち込む私
これからどうしていったらいいのよ
元いた世界に帰れるかどうかも分からない今
この世界での生活を考えて行かないといけない
日本のようにただただ平和な世界とは限らない
他の国みたいに銃や剣を使用していいのかもしれない
自分の身を守る為にも、もっとこの世界について知らないと...「__ち_ん?」
クムユ「...七都ちゃん?」
『?!_はい!!!』
あっぶない、1人の世界に入り込んでた
クムユ「その様子だと、もしかして帰るところが無いのかしら?」
『...実はそうなんです
それと、おかしなことを言いますが
私が住んでいた国がこの世界に無いと言うことが先程クムユさんにより証明されたので
私の立てた仮定、ここは私が住んでいた世界とは違った世界だと言うことになります』
クムユさんは少し考える素振りを見せ
クムユ「とりあえず、あなたに帰る場所が無いということは十分わかったわ
こんな何もないところでもいいと言うなら
__ここに住まない?
ちょうど1人で生活するのも退屈だったの!」
それに車椅子だから街に行くのも大変だし、と
『え!!いいんですか!?
いやいや、むしろこんな見ず知らずの私を住まわしていただけるなんて...
家事全般はできます!!
ここに住まわせてください!!』
クムユ「じゃあ、決まりね!
これからよろしく七都ちゃん」
クムユさんを改めて素敵な人だと心から思った
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