第1章 .瓶詰めの手紙
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コトッと私の座る目の前に飲み物が置かれた
クムユ「ジャスミンティなんだけど、飲めるかしら?」
『あ、多分大丈夫だと思います』
それなら良かった、とテーブルを挟んで迎えの椅子に座るクムユさん
『あの、まず大まかに質問します
ここは何処なんでしょうか...?』
クムユ「ここは大いなる航路(グランドライン)にあるリーシャ島というところよ
そして今私たちがいるのはその島の入口と言われるコッコロ村
村民は少ないけど、皆お互い手を取り合って生活しているわ」
ふむふむ
とりあえず今の説明でわかったこと
1.日本ではないこと
2.それでも日本語が通じるので相手が日本人か日本語を学んだ人か
あ、いやクムユさんの名前からして日本人だとは思えにくいな…
でもキラキラネームの可能性があったわ
3.大いなる航路(グランドライン)って?
ということで2、3は疑問が生まれただけだったけどw
それに、まさかの仮定が考えられた
『あの、日本っていう国は...ありますか?』
そう、これこそが一番大事
もしこれで日本があれば、ただの私の勉強不足で終わる
グランドラインなんて知らないからね
でも、もし日本が無かった場合
それはここが、この世界が
_私の元いた世界と違う世界だと証明されてしまう
さすがに日本を知らない国は居ないでしょう
だって先進国ですから
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