第2章 .漂う手紙の終着点
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オオカミから七都の声が聞こえてきて、それと同時に敵に向かって飛びつき鋭い牙で噛み付く
先程よりも攻撃の威力は上がり倒すスピードも早くなってはいるが、まだその姿に慣れていないのか銃の玉が掠ったり、剣によって切り傷を作っていく
『ッ...』
痛いけど、そこまで痛く感じないのはきっとこの力のお陰なんだろう
と、戦いの最中に感じていた七都は最後の一人を倒すと自分も地面に横から倒れてしまった
倒れた瞬間に力が解かれ人間の姿に戻った七都を見て、ビスタはあのオオカミが七都であることを再確認した
ビスタ.ナース「「七都!!」」
ビスタとナースは倒れた七都の元へ駆けつける
ララ「おーい!...って、七都ちゃんどうしちゃったのぉぉお?!」
隣の街から紅茶屋に居ない私を追ってきたのだろうララさんをビスタさんとお姉様の間からボヤける視界で捉える
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