第2章 .漂う手紙の終着点
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襲いかかってくる敵にもスマートに切り倒すビスタに比べ、七都は銃を片手に持っているのに何故か攻撃を交わしたり体術で抵抗したりしている
皆様はお覚えでしょうか?
七都が見聞色の覇気を使えることを...
そう、人攫いに捕まったとき
そして新たに判明したのは銃や剣などといった武器道具をつかうよりも、体術の方が得意とすること
それはあの荒れていた頃の兄の影響からだろうと思われる
では何故彼女はあの時、銃を使っていたのか?
簡単です、先程本人が思っていたようにあの時は七都一人でした
ですが今はビスタと言う味方がいます
彼女は安心して背中を預けていると言ったところでしょうか
『はぁあ!』
戦闘時の七都は言葉遣いも目付きがいつになく悪い
キリがないッ!ていうか何人いんだよ!
見聞色だって別に使いこなせてるわけじゃないのに敵が多すぎて集中出来ないッ
『あぁぁああうざったい!!』
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