第2章 .漂う手紙の終着点
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街に着いて周りを見渡しながら進めば、ヤバそうな人達をたくさん見かけた
ビスタ「ここは武器屋や飲食店などあって燈香達がいたあの街と違って海賊達が集まりやすい」
『なんでそんな所にお姉様達は…』
今の話を聞くだけじゃこの街に用事は無かったはずだ...さっきまでいたあの街だって飲食店はあったし、むしろお姉様達にはあの街の飲食店の方が好みだろう
じゃあ、なぜ?
「離して!」
すると私達が走ってた道の少し離れた場所で女性の叫び声が聞こえてきた
何やら揉めているようにも聞こえる、だがこの声は多分お姉様だ
『ビスタさん!』
ビスタ『あぁ!』
私達は声のした方向へと走り出す
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見えてきたのはやっぱりはぐれてしまったお姉様達で、どうやら他の海賊に絡まれているらしい
「いいじゃんかよ~姉ちゃん」
「俺達といい事しよーぜ!」
見た目からして海賊には海賊なんだろうがビスタさん達のように強そうな感じはしない
だが腰に下げられた剣や銃でいつ攻撃されるかも分からない、、、
私は気付かぬうちに自らの左肩を力いっぱい掴んでしまっていた
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