第2章 .漂う手紙の終着点
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ビスタは七都が息を切らしながらも必死に状況説明をしているのでところどころ理解しにくいところもあったが七都の様子で何となく察した
ビスタ「うむ...この先の街は確かに野蛮な輩が多くいた、ララがいないなら尚更危険な状況だな
しかし七都がひとりで行くのも危ないだろう、俺も一緒に行こう」
・・・なんて優しいんだ!
ビスタさんが一緒なら安心だろう
でも今一番大事なのはナースの安全
『ビスタさん行きましょう!!』
ビスタ「あぁ、急がねば」
そう言って私はビスタさんと隣街へと走り始めた
足の長さも違えば歩幅もスピードも違うはずなのに、私のスピードに合わせてくれているのか真隣を走ってくれている
一人称が俺であるが服装や接し方などは紳士的なビスタさん、きっとレディーファーストとかスマートにこなすんだろうなぁ
こんな人が世界に沢山いればもっと素敵になるだろーにと密かに思った私です
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