第2章 .漂う手紙の終着点
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あの後追いかけてきてくれてるのかと思って店で待っていたが一向に来る気配が無かったから心配になった
街の人に聞いてみれば目撃情報はあっても何処へ行ったかはさっぱりだった
あの派手な服装をするお姉様方なら目立ちそうだと思ったんだけどな~
老婆「ん~、そう言えばそんな感じの娘等がうちの店の前を通った気がしなくもないけどねぇ…?」
店の前を通った...?
それって街外れに行ったってこと?!
『おばあちゃんそれってまさか街の外に行っちゃってた?!』
老婆「そうだったと思うよぉ」
一体何をしに街の外へ...
あれほど危ないからと言って私たちの班は安全なこの街に来たのに
ナースと言えどあの船に乗ってる以上、戦闘が出来ない訳では無いがやはり少し抵抗できるくらい
ナースの中でも強いのは私とよく絡むあの4人
リゼさん、ララさん、カナさん、ミカさん
リゼさんは隊長で他の3人はその下でナースをまとめる役であるらしい
それなりの医学と強さを持っていると言う意味でもある
だから、この4人が着いている班は戦闘に不向きな女性が構成されていた
...少し心配だ
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