第2章 .漂う手紙の終着点
.
丁寧に説明してくれた店員さんに言われた通り、紅茶を口に含んだだけで甘みが口の中に広がった
これで砂糖が入ってないなんて...!
あぁ、タピオカがあったらなお美味しいんだろうなぁ
確かに香りは良く私自身も少し疲れが取れたかのようにリラックスできている
...この紅茶欲しいな、ララさんへのお礼とクムユ姉さんのお土産にでも買ってこうかな
『すみません、この紅茶ってどこに行けば買えますか?』
店員「この紅茶が売られている店は街のハズレ近くにありますよ、他の街と近い場所なので少し危険ですが…」
リゼさんが言っていた海賊が集まりやすい街の近くってことだろうか、少し危ないかもしれないけどお礼はしっかりしないとだし、クムユ姉さんに対しては本当に心配かけてるだろうし…
お金自体は多少持っているので何とかなるだろう
『そうですか、私そこに行きたいのであそこにいる女の人がもし私を探してたらそこへ行ったと伝えてください!』
分かりました、気をつけて行ってきてくださいね。と言ってくれた店員さんにご馳走様でした!と言って店を後にし、紅茶の店へと向かった
.