第2章 .漂う手紙の終着点
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「おーい島が見えたぞー!!」
あの後も食堂でラクヨウと話したり、食器洗いを手伝ったりしていたら、甲板の見張り台からであろう人の声が聞こえた
そう言えばお姉様方が島に調達しに行くとか言ってたっけな...
『やっばぁぁあい!!』
ラクヨウ「おい!急に大声出すな!」
そんなこと言うラクヨウも大声だよ!
てか本当にやばい...
そう、さっきついついお姉様方によるセクハラから逃げてきてしまったが手伝いの話の途中だったことを思い出した
『ラクヨウ...自ら飛び込んでくる』
ラクヨウ「お、おう頑張れよ」
エース「早まるなッ七都!」
意味を理解し察したラクヨウ
そして意味を理解できてないのかちょうどドア付近にいたエースさんから肩を掴まれぐわんぐわん前後に揺すられる
うっぷ、気持ち悪いぃ
『エースさん違いますよぉお、ナースの所に行くだけですからぁあ』
そうなのか!と言って何事も無かったかのようにコロッと表情の変わるエースさん、あなたは私が何に飛び込むんだと思ったんですか?!
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