第2章 .漂う手紙の終着点
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ラクヨウとそのまま話し込んで愚痴っていたらマルコさんが話しかけてきた
マルコ「そーいやぁ朝イゾウのやつがお前の歌がどーのこーのって言ってたよい
イゾウが教えてくれたが和歌っつーんのは俺にゃ分かんなくてねぃ、意味を教えてくれねぇか?」
マルコさんが急にイゾウさんが何とかだとか歌がどうだとか言い出して、ハテ...?と考えたが思い当たるのは昨晩のこと
きっと百人一首のことであろう
『あしびきの~ってやつ?』
マルコ「あー確かそんなんだったよい」
サッチ「あんなイゾウは始めてみたなぁ」
マルコ「ま、気になるもんってのは答えに辿り着くまでもどかしいからねぃ
答えに辿り着きたいんだと思うよい」
イゾウさんがあの和歌にそんな気になる要素あったかな...?
接点的なのがあるとしたらイゾウさんの身につけてるあの着物
あれを来てるってことはイゾウさんも和歌のこととか風流みたいなのが分かるんじゃないかってくらいで、あの和歌に特に引っかかる要素もない気がする
『あぁで、意味でしたっけ?
意味は山鳥のあのたれさがった尾のように長い夜を、私は一人で寂しく眠るのであろうか。
ってな感じでイゾウさんにはわびしいこと言うなぁって言われたよ』
昨晩イゾウさんに教えたのと同じようにマルコさん達にも意味を教える
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