第2章 .漂う手紙の終着点
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次の日から何か仕事を貰えないかと隊長達に言ってみれば客人なんだから何もしなくていいと言われてしまった
『そんな訳にはいかないです
"働かざる者食うべからず"そんな言葉がしっかりあるんですから、何かしら働かせてください』
元の世界なら働くなんて面倒事したく無いけどこの世界だとと言えばいいのか、この船の上だからと言えばいいのか
とにかくゲーセンも無いし、スマホも無い
結果的に何もしなければつまらない
だから私は仕事さえ貰えればそんなことは無いだろうという結論に辿り着いたのだ
サッチ「んーじゃ4番隊の仕事を手伝ってもらおうかな!
この船の人数分料理を作んのは大変だから、七都ちゃんが手伝ってくれりゃ助かる」
リゼ「私たちナースのお仕事も手伝って貰うわ
七都は初心者だから仕事内容としては怪我人の手当てとかしかやらせられないけど」
御二方のお言葉で私は4番隊とナース隊のお手伝いをすることが決まった
皆気を使ってくれたのだろうが、私には仕事を貰える方が嬉しかった
『二人ともありがとう、頑張って働くね!』
他の隊長もそれに同意してくれて、その日のお昼から4番隊のお手伝いを始めた
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