第2章 .漂う手紙の終着点
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ララさんに借りた服を広げてみれば、いかにもララさんが着そうな白いTシャツに長春色のマキシワンピース
ララ「その服買ったはいいんだけど思ってたよりスカートの丈が短くてねぇ、七都ちゃんなら丁度いいかなぁって思って
だからそれはあげるよぉ」
『えっ、いいの?ありがと』
まさかプレゼントされると思っていなかったそれはよく見てみれば値札がまだ着いたままの新品だった
本当に貰っていいのかと困惑する
丈が足りないって=足が長いってことだよね…羨ましい!!!!
リゼ「確かに七都なら着こなせそうね…
と、その前に!!あんた髪びしょびしょのまま来ないの!」
『あ...』
そうです、そうなんです
服を借りに行くことしか頭になかった私は髪の毛を乾かすという行為をすっかり忘れていた
少し頭が重いとは思ったけど、髪の毛が濡れてたせいだったのか
リゼ「はぁララ、七都をナース室に連れてって髪の毛乾かしてあげて
ついでにヘアセットしてもいいから!」
ララ「やったぁ!!
さ!七都ちゃんナース室に行くよぉ」
ぱぁッと顔が明るくなったララさん
ヘアセットしてもいいって勝手に言ってくれちゃってますが、この感じだとお人形にされる気が...
リゼ「その顔だと気付いたようね...まぁ、ララの手先は器用だから!」
可愛くしてもらいなさい!と言うリゼさんに助けを求めようとした途端にララさんは私をズルズルと引きずってナース室へ向かう
その後ナース室ではララさんによるおめかしタイムが始まったのであった。
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