第1章 .瓶詰めの手紙
.
ボトルの栓を抜き、中の手紙を出す
エース「なんて書いてあんだぁ?」
末っ子のエースが興味ありげに聞く
マルコ「まぁ、待てよぃ...えっと」
------------------------------------------
太陽が登る時、月は眠る
月が姿を現せば、太陽は隠れる
同じ光を照らすものなのに
お互いが見つめ合うことはできない
好いていても...
これは己の、運命なのだろうか
今日も太陽は眩しく、月は美しい
------------------------------------------
サッチ「やっぱりこれを書いたのは女だ!!」
一通り読み終えるとサッチがそう言う
イゾウ「確かにこの様なモノを書く男は想像できんな」
ハルタ「だねぇ~」
いつの間に来ていたのか周りにはイゾウとハルタもいた
エース「しっかしよぉ、こりゃあ何なんだ??」
マルコ「"ボトルメール"だよぃ
瓶に封じて海や川に流す手紙、まぁ誰の手に
渡るかは分からねぇ手紙なんだよぃ」
ふーんと聞いてきた割に興味なしという返事をしてきたためムカついて1発殴った←
ハルタ「前回のってまだあるの?」
マルコ「俺の机の引き出しに閉まってあるよぃ」
謎多き"ボトルメール"は今やこの船の日課のひとつになっていた
.