第2章 .漂う手紙の終着点
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服を来たあとベットメイキングをし、廊下に出てナースのいそうな医務室へ行こうと思った...
『なんも道分かんないや...』
昨晩はイゾウさんの後ろをしょぼった目で追いかけていただけで、周りの様子など全くもって見ていなかった。
お陰様で現在七都は、一歩たりとも動けない状態であった。
「おぉ~七都ちゃんじゃねぇか!どうしたんだよ」
偶然にも通りかかったクルーの人に説明する
『ちゃけば医務室に行きたいんだけど場所分かんなくって動けないの』
自分で言っといてなんだがそんな自分に呆れた。
なんで分からないってのに先シャワー浴びちゃったんだろ、意外と私って馬鹿じゃね?
「ちゃけばってなんだ?
昨日言ってたギャル語ってやつかい」
あぁーそうだった、ついつい口に出ちゃったがここじゃ通じないんだった
なんだかゆっきーや、イツメンと喋るときみたいな感じで最近はバンバン出てくるこのギャル語にも七都は呆れてしまった。
『ん、そそ。"ちゃけば"はぶっちゃけって意味なの』
「ほぉ~ちゃけばー!
ま、とりあえず医務室に行きてぇんだろ?着いてこいよ!」
絶対にちゃけば理解してないなと思いながら案内してくれてるこの人の背中を見つめた
「ほら着いたぜ医務室!」
『とりま、ありがちょー』
また案内頼むかもだからよろ~と言って医務室の前で別れた。
よくよく考えてみれば敬語なんてとっくに外れていた。
これこそいつもの七都ちゃま☆
不思議なこと起きすぎて自分自身行方不明になってんなぁ←
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