第1章 .瓶詰めの手紙
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『そういえば...』
サッチ「ん、どーしたんだ?」
ふと気がついて自然に声を出していた私に問いかけるサッチさん
『いえ、あのぉ送って貰える身としてはそれだけでとても有難いのですが、
私ってどこで寝たりすればいいですかね...?』
おこがましいですがとちゃんと言って伝えた。
そしたらマルコさんが客人用の部屋を使えと言ってくれたので、有難くその部屋を使わせて頂くことにした。
サッチ「話が戻るようで悪ぃが、七都ちゃんはどうやって戦うんだ?」
『基本は短刀と銃を使いますね
いつ何が起きてもいいようにスカートの下に忍ばせてあります』
イゾウ「ほぅ、銃か...」
イゾウさんの目付きが少しだけ変り、興味があるかのごとくこちらに目を向けてきた
『と言っても先程サッチさんとエースさんには言いましたが護身術程度に教わっただけです』
あまり戦えませんと苦笑いをすれば、マルコさんが護身術程度ならあれは十分だ、言って褒めて?くれた
ハルタ「教わったって誰にー?」
『居候の家の家主と、居酒屋(飲み屋)の店主に教わりました。
何せあの島の中心であるアスティ街は非常に栄えているのでたくさんの人が集まります
無論、海賊も含まれ海に近いコッコロ村は特に海賊が集まります
いつ海賊に襲われるか、いつ人攫いにあうか分からないので自分の身くらいは守れるように、と』
クムユ姉さんと師匠は護身術程度と言いながらも、初心者で平和な世の中で過ごしてきた女子高生を教えるのだからまず最初は地獄の筋トレから始まったのは今でも鮮明に覚えている...。
耐えて今生きている私は凄いと自画自賛してしまう
それほどにキツかったんだよ!!
例えるとなれば学校の全ての授業が体育で埋まる感じかな、そして休憩時間なんてなかなか無かった
そんなことを思い出し顔が引きつってしまう
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