第1章 .瓶詰めの手紙
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_ガチャ
気がついた時、ちょうどまたドアが開かれた
そこに居たのはさっきのお姉さんとあの時の青い炎を纏っていた男性
あの時私を助けてくれたのはきっとこの人であろう
マルコ「調子はどうだい?」
『身体の痛みはありません、助けていただいてありがとうございます!
それと、あの...あそこにいた人達は...』
マルコ「あぁ、あんたが守ってたドアの向こうのかい?
あの人らは元いた場所に届けたさ
あと、伝言を預かってる...守ってくれてありがとう、だとよぃ」
...守れてないって、私は何も出来なかった
油断してばっかで殺られてばっか...
ここはゲームじゃないんだ、どっかの赤いMオッサンみたいに何度も復活してお姫様を助けに行くことはできない
『そう、ですか...』
リゼ「...とりあえず!私はこの船のナース長を務めるリゼよ!!
そして私の隣にいる人が1番隊のマルコ隊長!
あなた名前は?」
ナースのリゼさんによく分からないけど隊長のマルコさん
リゼさんは私の雰囲気を察して気を使ってくれたのだろうと思われる
『ご挨拶が遅れてごめんなさい
私は七都といいます、改めて助けていただきありがとうございます』
マルコ「いいってことよぃ
それよりお前のいた場所はどこだ、そこまで他の奴らと同様送り届けてやるよぃ」
『何から何まですみません。
私の住んでいるところはリーシャ島です』
マルコ「リーシャ島...か、ここからだと何日かかかるねぃ
...この船に何日か乗ることになるだろぉから親父と話をしなきゃだよぃ
着いてきな」
親父、というのは船長か何かかな
リゼさんが歩ける?と体を支えてくれたが何とかなりそうだったので遠慮しておいた
私はまだまだ現役のJKだからね!
なめられちゃ困る
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