第5章 .落花と記憶
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『おはよう、クムユ姉さん』
家に帰ると朝食の支度をしているクムユが目に入る
クムユ「ふふ、おはよう七都
もう少しで支度終わるから席について待ってて」
白ひげ海賊団のみんなはアレンの店で朝食を取るらしく
マルコとは家の前で別れた
____まぁ、他の奴らもエースと同じこと思ってるだろうよぃ
____俺もそのひとりだ
別れ際に伝えられたマルコの本音
七都は悩んでいた
彼らについて行きたいと思う気持ちと
クムユたちと平和に暮らしていきたい
........元の世界に帰りたい
料理をするクムユの後ろ姿が花歩と重なって
泣きたくなった
やっぱり帰りたいかも
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エース「アレンの飯うめぇ~~」
アレン「そーかそーか!どんっどん食えよ!」
昨夜の宴で海賊と村人は仲が深まった
エースとアレンがいい例えだろう
マルコに潰された島1番の酒豪は
朝になったら元通り、今は店をきりもりしている
サッチ「うおっ、こんな調理法もあったのか」
アレン「それは七都が考えたメニューだ」
「俺の弟子はなんでもこなしちまう」嬉しそうな顔で
弟子自慢をするアレンにハルタが聞いた
ハルタ「七都は今どこにいるの?」
マルコ「家にいるよい」
答えたのはアレンでは無くマルコだった
アレン「おう、あいつはクムユんとこで食ってるから
心配いらねぇよ」
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