第5章 .落花と記憶
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村長「疲れただろう、帰って休むといい」
村長のその一言に私は待ったを出した
まだ近くに5人ほどの気配を感じる
このまま放っておいたら可哀想だからね
『いつまでそうしているつもりなんですか?』
後ろを振り向き
そこにいるであろう木々の影に向かって声をかけた
すると小さな声で
バレちまったじゃねぇか!
お前のせいだぞエース!
えっ俺?!
お前の気配はダダ漏れだ
なんて声が聞こえてきた
皆さん全員ダダ漏れでしたよ
動物の嗅覚を舐めないでよね!←
エース「バレちまったのならしょうが無い!」
エースさんの言葉を合図に木影から出てきた4人の隊長さん
周りの村人は海賊の姿に驚きや戸惑いでどよめき出したが
私たちはそんなのお構い無しに話し出す
ハルタ「帰ってこられて良かったね!」
『皆さんのおかげです』
イゾウ「お嬢もそんな顔をするんだな」
『私だって人間ですよ?』微笑
サッチ「感動の再会だってのに邪魔して悪かったな」
『全くです、おやつ作ってくれたら許します』
マルコ「.....そろそろ村の奴等にも説明してやれよい」
戸惑ってるじゃねぇか、
と言うマルコさんの言葉にそうですねと返した
村長に人に声をかけて村人を静かにしてもらった
『実はね........』
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