第3章 .届かない想い
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スーヴィニア「......恐ろしいことですね」
トック「最悪の事態を考えておかねばならないね
今日は外に出ることは控えた方がいい
島の人間もこんな日に外に出ることは無いだろう」
話し合いの結果から大人しく家の中に居ることが最前であると言うことになった
高齢者の多いこの島
確かに夜に行動するものはいない
わざわざ寝ているところを起こして連絡を入れずとも平気だろう
トック「とりあえず今日は休もう
月が沈んで日が昇ればこちらの勝ちといったところだ
寝込みを襲われるなんてこともあるかもしれないから要注意だがな...」
2階の奥の部屋を使ってくれ、と言われ私たち3人は階段を上り奥の部屋に行く
部屋の中は客間と言えどやはり医学物ばかり
だがしっかり整理整頓され片付いている
スーヴィニア「お二人共もうお休みになってください
私が朝まで起きておりますから」
カホ「それではスーヴィニアが!」
スーヴィニアは人差し指をカホの唇に当てて優しく微笑んだ
何も言わなかったが、言いたいことはちゃんと伝わってきた
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