第3章 .届かない想い
.
七都の捜索をお願いしたところで七都が居なくなったんだと言うことにみんなが気づいたのだろう
みんな揃って驚いた顔をしているのだから
アレン「今日のお昼過ぎ頃、街への買い出しを頼んでから帰ってきていません
こちらへ帰ってくる七都を目撃したと言う人は居ませんか?」
隣で黙っていたアレンが口を開き七都の居なくなる前の行動を話した
「あぁー確かに街へ行くところの七都ちゃんにゃ会ってはいるがぁ」
「俺も街で会ってるが先に帰って来ちまったからなぁ…」
街へ行く姿を目撃した者は多数いるものの、村へ帰ってきた姿を見た者は誰一人としていなかった
アレン「参ったな…」
クムユ「そんな...ッ」
そんな状況が私の中に失望を生み、顔を伏せた
村長「これは隣町にも目撃情報を求むしかないようじゃの」
.