第2章 口数少なく〜共通〜
人形のようだ
彼女の印象は皆同じ
最初にこの教室で顔を覗かせた時には息が止まった
何て愛らしい、誰を探しているんだろう
なんで緑谷が!?彼女との関係は?
幼馴染だと聞かされると妙に納得した
緑谷と幼馴染なのだから爆豪ともそうなのだろう
あの爆豪の怒声を当たり前のように言い返している
顔に似合わず打たれ強いのか?
顔の前で手を合わせて謝る姿は何とも可愛い
そうそう!と思い出したように出久の方に向き直ると嬉しそうに首を傾けた
「出久くん、今日は一緒に帰ろう?」
「いいよ、校門で待ってるね」
羨ましい!!
返事を貰うと彼女は手を振って自分の教室へと帰って行った
俺達も一緒に帰りたい!!