第7章 個性なんか〜共通〜
それから私は自分の個性を上手くコントロール出来るようにした
たまに失敗というか気を抜いて、勝手に発動した時は常に携帯している煙幕を投げて全速力で逃げた
誰もいない所まで逃げて治るまでじっとしている。そんな事を繰り返しながら
中学に入ると少し落ち着いてきた
以前はむやみやたらに出していた個性が首すじに大きな赤い花の形になって現れる様になったのだ
そこを触ると、ブワッと光に包まれて個性が発動してしまうので自分でも触らない様に、触らせない様にしている
そもそもこんな所を知らない人には触らせない
触らない
そんな風に軽く考えていた
今までは
人とあまり関わらない生活をしていればそんな考えは自分の中で何の根拠もない自信になった
そんな甘い考え持つべきではないのに