第4章 夢と仲間と
『どうしよう・・・。』
私たちはガレーラカンパニーの一室で2日間寝通していた。
そして目を覚ました私は彼らの部屋にいてもいいのかと部屋を出ていて、だけれど大事な画材道具を置いてきてしまっていたので私は再び部屋に戻ってきた。
一味の荷物も全部戻ってきて、フランキーが船を作ってくれることになり前へと進めるようになったようで、彼らの冒険はこれからも続いていくのだ。良かった。
それで、私は??
これからどうして行くの??
「クレア!そんなところで何してるんだ?」
チョッパーが隠れていた私を見つけて声をかける。
そして、私の手を引いて部屋の中に入る。
『ま、まって!』
「おいみんな!クレアが居たぞ!」
みんながこちらを見て明るい顔をする。
「どこにも居なくて心配したぞ、クレアちゃん!」
「買い物にでも行ってたの??」
『いや、私は・・・その、スケッチブックを忘れて・・・。』
私は置いてあったスケッチブックをリュックにしまう。
「そっか、街に絵を描きに行ってたのね!」
ナミが1人で納得をする。
そういうわけでは無いんだけど・・・。
「フランキーが船を作ってくれるんだ!この先も冒険できるぞ!クレア!」
チョッパーの無垢な瞳が私に突き刺さる。
私もその船に乗るのが決まっているようなその言い方は何?
ドカァン!!
破壊音とともに壁が破壊される。
そして、その壁から誰かが侵入してきた。
「お前らか・・・麦わらの一味とは。モンキー・D・ルフィに会わせたい男達がおるんじゃが。」
その男は海軍だった。
「起きんかぁー!ルフィ!!」
「いてぇー!」
男は一直線にルフィに向かっていき、ドカァンという殴る音とは思えない音を響かせながらルフィを殴った。
ゴム人間のルフィに打撃は効かないはずなのに、ルフィはただのゲンコツを痛いという。
「愛ある拳は防ぐ術なし!随分暴れているようじゃのう、ルフィ。」
「げぇ!じ、じいちゃん!!」
周りもルフィの言葉に驚いていたが、私だけは一直線に男が入ってきた方にいる少年をじっと見ていた。