貴方と紡ぐ物語 【アイドリッシュセブン】【R18】
第2章 眼鏡の奥 【二階堂大和】
『っ、はぁ…はぁ…』
「はっ…琴音、大丈夫か?」
『ん…はい…何とか』
大和さんは何だかんだで優しい。
「おしおき」だなんて言っていたのに、
結局最後は私の事を大事に抱いてくれた。
大和さんのこういう所が魅力なんだろう、などと考えていると、
「よし、じゃ、二回戦目いくぞー」
『へ?』
「へ?じゃないだろ、俺は、今夜は離してやれないって言ったし、そもそもこれは…」
「おしおき」なんだから、と。
…前言撤回。
大和さんは、何だかんだ優しいと見せかけて、何だかんだ鬼である。
『え、や、も、むりです』
「全く、お前さんも素直じゃないなー、…シてるときはあんなに素直だったのに」
『そんな事なっ、と言うか、体力的に無理ですから、んんっ』
…ただ。
「んっ、…まだまだいっぱい気持ち良くしてやるから。…愛してる、琴音」
こう言う甘い言葉一つで何でも許す気になってしまっている私は、もうきっと大和さんから一生離れられないし、それも良いと思ってしまっている時点で、私は大和さんに一生勝てないのであろう。
〜FIN〜