第4章 《エルヴィン》堕ちる ※
「エマ…もっと気持ちよくなりたいか?」
撫でていた頬にキスされる。
優しい声のする方を見つめて、エマはおずおずと頷いた。
「そうか…良い子だね。」
男は至近距離で囁くと、また唇を塞いだ。
そしてその瞬間、驚異的な質量がエマの身体を貫いたのだった。
「―!!んん゛っぁあ゛!!」
一気にナカへ進められ、その衝撃で顔が天を仰ぐ。
その大きさは見なくても挿れられただけで十分に分かってしまうほどだ。
膣壁を押し広げながら進められ、ナカが悲鳴を上げながらも受け入れたことのない大きさに悦んでいる。
「はぁっ……こんなにすんなりと迎え入れてくれて嬉しいよ。それにすごく絡みついてくる…エマも喜んでくれてるのか…?」
ゆっくりと抜き差しされ始める。
その度に内側の壁をゴリゴリと削るような超絶的な刺激。
エマは味わったことのない快感に身を捩ってどうにかやり過ごそうとした、が一
「あ゛ぁっ!だめっ、そんっな、うごかないっでぁあ…!」
突然腰の動きが速くそして深くなると、信じられないほどの快感が脳天を突き抜けて、みるみるうちに何も考えられなくなっていった。
こんな…こんなので突き続けられたら私……
「おかしくなりそうか?」
見透かしたように笑いながら問いかけるエルヴィン。
しかし嬌声ばかりが溢れる口ではまともに答えることなどできない。
そんなエマを見て、エルヴィンは両手で骨盤を掴み引き寄せて激しく腰を打ち付け始めた。
打ち付ければ容易く子宮の入口にまで届いてしまうほどの長さのソレは、まるで凶器のようにエマの身体を貫き、容赦なく揺さぶり続ける。
涙と涎と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を優しく撫で、深い口付けを落とした。
「あぁ…すごく気持ちい。このまま2人で堕ちてしまおう、エマ…」
そう、二度と戻れないようにしてやる。
「あ゛ぁっ!ん゛あぁあ!」
“私”を知る前の君に、二度と戻れないように。
「っ…いい、すごくいい…最高だよエマ…」
その身体も心も全て、私だけを求める続けるように。
「あ゛ぁぁぁぁぁイ゛グぅぅぅぅ!!!」