第2章 《リヴァイ》嫉妬深くて束縛気味※
その声に唇を離すと、目の前に申し訳なさそうな顔をするエマが映りこんだ。
「不安にさせてしまっていてごめんなさい。私、リヴァイさんの気持ち全然考えられていなくて。」
「まったくだ。もう俺の不安を煽るようなことはするんじゃねぇぞ。」
「はい、もちろんです!
あと、こんなの気休めかもしれないけど、私からもいいですか?」
「…なんだ?」
予想外の返しに一体エマは何を言うんだ?と頭に疑問符を浮かべるリヴァイ。
「私、本当にリヴァイさんのことが大好きです。ちょっと嫉妬深くて束縛気味なところも含めて全部大好き。
リヴァイさん以外を考えることなんてこれっぽっちもありません、この先もずっと。だから、私の事もこれからもたくさん愛して欲しいです!」
「…………………」
「?
リヴァイさん?!キャッ!!」
勇気を出して思いを口にしたのに、反応が帰ってこないリヴァイを不安げにのぞき込むと、両手をベッドに押さえつけられてしまった。
「当たり前だ。お前が俺を愛する以上に俺はお前を愛し続ける。この先もずっと、永遠にだ。」
リヴァイはエマの瞳に真っ直ぐ視線を交えて言うと、再び唇を奪おうと顔を近づける。
「ちょっリヴァイさん?!」
「お前の話を聞いてたらまた元気になっちまった。もう一度だ。」
「ええーっ?!」
その日は夜ご飯も食べず何度も深く交わる2人なのであった。
fin.