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魔法使い見習いは玩具になりました

第10章 囚われた蝶


「まあ…お可哀想。少し待ってて下さい。」

ラウラは台所へ向かうと、パンを取ってきた。

「今はこれだけしかないんです。でも明日買い物に行くからそのときに、またお渡ししますね。」

そう言って、ラウラはイリダルにパンを渡した。

するとイリダルは、ラウラの手首を掴んだ。

「な、何するんですか…!」
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