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魔法使い見習いは玩具になりました
第9章 将軍イリダル
すると突然、イリダルが剣を抜いてパウルの首元へ近づけた。
パウルはそれに動揺することなく、イリダルを見つめた。
「さすがパウルだ。肝が据わっている。」
そう言ってイリダルは、剣を鞘に入れた。
「あいつは私が連れ戻して来る。ヴィムの元で生活しているのは、目に見えているからな。」
イリダルは不敵な笑みを浮かべた。
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