第2章 乙女の心は純潔か？《五条悟R18》

下着越しに焦らすように秘所をなぞっていた指が、するりと下着の隙間から直に触れると、くちゅ、と淫猥な水音が自分の耳にまで届いた。

そのまま五条の長い指が蜜を垂らす秘所へと挿入され、狭い膣内を無遠慮に押し広げていく。


「あぁ…ん、ゃだ、も──」


体内に入り込む異物感が慣れなくて気持ち悪い。

しかし気持ちとは裏腹に膣内はうねり、入ってきた指を受け入れるように締め付けている。


「んっ、ンぁ、そこ…ッ」

「ここでしょ、みちるが好きなの」


指の注挿と同時に肉芽をくりくりと指の腹で刺激されると、堪らずびくっと腰が震えた。

好きと言う言葉を否定するように首を左右に振っても、五条は薄く笑うばかりだった。


2本、3本と次第に挿入する指を増やされ、せり上がってくる快感の波と部屋に響く水音に思考が塗り潰される。


「あ、ぁ、ん、ゃ、だめ、んンっ────！！」


びくびくと制御のきかない身体が幾度か痙攣し、やがて五条の腕の中で脱力する。



「みちる」


耳元で名前を呼ばれるだけで胸の奥がギュッとなる。

こんな行為にきっと深い意味なんて無いのに。


「ん…んン、はぁ、ごじょ…」


いつの間にか自由になっていた両腕を五条の首へと伸ばす。


「死ん…じゃ、え…」

「はっ、呪詛みたいな告白どーも」


秘所へ宛てがわれた熱が体内に押し込まれる事を下腹部で感じながら、唇が合わさる。


「ふ、ぁあ、ん」


ゆっくりと腰を打ちつけられ、奥深くを穿たれると堪らなく脳が痺れる。電流のような快感の信号が体内をかけ巡り、最後に下腹部に集結する。


次第に激しくなる注挿に思考も理性も本能もぐちゃぐちゃで、ただ何かから逃れる様に五条の胸に縋った。

視界にチカチカと星が瞬き、やがて意識が白く弾けた。



「　　　　　　　　」



行為の最後の瞬間に五条に何か囁かれた様な気がする。
でも今は何も考えられない。何も考えたくない。

五条の腕に抱かれたまま、任務の疲労と絶頂の余韻で脳がぶつりとシャットダウンした。