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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第4章 始まり



外に出て駄菓子屋を探していると、太宰さんに会った。


「おや、ちゃんじゃないか」


『あ、おはようございます…』


「誰かのお使いかい?」


『江戸川さんの、です』


「もう、出張から帰ってき来たのか」


『多分。…さっきは居たので』


太宰さんと他愛のない話をして、私は気になってたことを聞いてみた。


『あの、今日休むんですか?』


遅れる事はたまにあるけど、休む事はほとんど無い。


「いや、…少し気になる事があってね」


急に真面目な顔をする太宰さんにびっくりした。


『気になること…?』


「ほら、最近テレビで聞くだろう。女性が暴行されて殺された事件」


その事件は、太宰さんが言った通り。


女の人が、暴行をされた上で殺された事件。


でも暴行は暴行であっても、普通の暴行じゃない。


ちょっとアレをしてての暴行。


みだらな行為って言うのかな…。


視線が無意識に下がる。


どうしてか、私は顔をあげられなかった。


「大丈夫かい?」


『!!大丈夫です…』


太宰さんは何を考えて何を思っているのか分からないから、怖い。


「まだ犯人捕まっていないから危険だ。一緒に着いて行くよ」


『はぁ、ありがとうございます…』


そうして私たちは歩き始めた。



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