第9章 1割のお礼
「脱がしていいかい?」
が頷けば、シャツのボタンを器用に外す。
「おや、これは....?」
ある事に気づいた。
彼女の首筋を指でなぞると、はビクッと反応した。
「誰かに付けられたのかい?」
『あ、これは....朝....』
「朝?」
誰が付けたかは知っている。
知っていて、をいじめてみる。
「恥ずかしがらないで。言ってみたまえ」
恥ずかしさで顔を赤く染めて、答える。
『お父さんに....』
太宰は彼女が変に嘘をつかないで、ちゃんと答えたのに「愛されてるね」と言っての髪に指を埋めた。
今のでは、思い出した。
『…今日、なんか約束してたんだった』
「そうなのかい?」
『はい……帰らないと』
太宰はに「後で電話したらいい」と言って、頭を撫でる。
太宰はあることを思い付いていた。
シャツのボタンを全部外して、の胸を片手で覆う。
──小さいなあ...
そう思いながらゆっくり揉んで、次は下の方を触った。
さっきイッたばかりで、まだびしょ濡れだ。
ナカは、物欲しそうにしていた。
足を閉じようとするが、太宰は足を掴む。
『んっ、まって....っ、それっ』
──ちゃん、これが好きだよね
前したことを太宰は覚えていた。
くちゅくちゅと舌と愛液でなる水音は卑猥な音だった。