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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】
第9章 1割のお礼
探偵社に入る前に、息を吸って吐く。
心臓の鼓動がうるさい。
深呼吸している時に思った。
こんなに気にしてるのが、自分だけだったら恥ずかしいなと。
敦が昨日のことをなんとも思っていなかったら。
そう考えたら、ため息がでた。
「入らないの?」
菓子を両手に抱えている江戸川に言われた。
『あ、入ります....!』
そう言って入ると、敦は先に来ていた。
『あ....』
今からでも声をかけて、昨日のお詫びが出来たら。
気がつけば、ただ時間だけがすぎて、敦に声をかけれていなかった。
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