• テキストサイズ

人間不信者

第4章 友達



『確かにバスケ部の紫原敦は嫌い。だけどお菓子を美味しいって言ってくれた紫原は…




嫌いじゃないかも』




「…俺も、ちんのお菓子好きだよ。それに






ちん自身も」


『なっ…』


「これからもお菓子、作ってくれる?」





『…暇だったらね』






ちん。




いじめられっこのちん。




弱っちい人間だと思っていたけど、本当はそうじゃなかった。


どこにでもいる、むしろそこらへんにいる女の子よりも純粋で、女の子らしい女の子。



そして、






強い女の子。







他人にはあまり興味を示さない俺だけど、ちんは違った。








ちんの事、もっと知りたい。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp