第4章 友達
女子「ちょっとブス乃!紫原君にまで近づくってどういうつもり!?」
女子「そうよそうよ!しかもお菓子で釣るなんて最低!」
女子「とうとう化けの皮が剥がれたわね!」
「ちょっと、うるさいんだけど」
「「「「!?」」」」
「何も知らないくせに話しに入ってこないでよ。そういうのウザい。勝手な事ばっか言ってると…
ひねりつぶすよ」
「「「「っ…」」」」
少し脅せば皆は黙った。
正直俺はいつもはこういう事言わないけど、なんとなく今回ばかりは、
言われっぱなしはムカついたから。
『ちょ、何やってんのよアンタ』
「…別に」
「おはよーッス!…って、どうしたんスか?一体…」
「…ちょっとこっち来て、ちん」
『はっ!?ちょ、待って…』
「紫原っち!?っちも!?」
黄瀬ちんが入ってくると話がややこしくなりそうな気がして、ちんの手を引っ張って空き教室へ入った。
ちんは抵抗してきたけど、俺に勝てるはずがない。