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柔らかい笑顔

第1章 柔らかい笑顔


「あなたが僕に怯えてばかりで、ちっとも傍に来ないから……捕獲」

 冗談めかした言葉の後に頭に唇の触れる感触。驚いて振り向けば、柔らかい笑顔をたたえた油烟と目が合った。
 …ああ、この人もこんなに優しく笑うんだ。
 あたしの中で何かがほころんでいく。そんな気がした。

「明日天藍様を起こす時に、あなたも起こして差し上げますよ」

 今夜はこのまま油烟の笑顔、ずっと見ていたいな…
 こんな風に思わせるなんて油烟、やっぱりあなたはずるい人だけどね。



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