【ドラゴンボール】忠誠を誓うのだ【ゴクウブラック】
第1章 1
界王神様にお茶を淹れたり、下界を見下ろしながら人間を観察するだけの日々で私の周りには界王神か界王神見習いしか居なかった。
『不確定要素』それがお前だ。
賭けをする人間はこのような気持ちなのだろうか。僅かな楽しみに笑いを洩らした。
いつも身を忍んで来るこのコントン都を見渡すとユヅキが教えを請うた奴らがあちらこちらに居る。サイヤ人共、地球人……悪の系譜にまで教えを請うている事は知っている。噂にも聞くし、ユヅキが喋っているのも聞いた。
盲信してくるその姿に今ではぞわぞわと所有欲を擽られるようにまで育った。
そのお前が、どうなるのか。
まったく楽しみだ。
『人間』は知っていたが俺の傍に居る人間は知らなかった。
ゼロ計画が終わるその時、お前を殺すだろうか、それともお前をたった一人置いておくだろうか。
end.