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【ONE PIECE】いろいろ短編集(R18)

第1章 初めての玩具【サンジ:裏】



ちょ、、それはダメだって‼︎

慌てて止めようとし、身を乗り出すと、胸ポケットに入っていたライターがカンッと落ちてしまう。

ビックリして目を大きく開いたと目が合い

「あ…ちゃん…こんばんは!」

我ながらバカみたいに挨拶をすると、が顔を真っ赤にして、大きく息を吸うのがわかり、叫び声をあげる前に片手での口を塞ぐ。

「しーっ!だ、駄目だって!みんな起きちまう!」
「んー!んーっ!」
「ちょ、暴れないで!」

もう片方の手で、ポンポンと俺を叩くの両手を掴むが、すぐに掴んだ手の力が抜ける。

「……落ち着いた……?」

はコクコクと首を縦に振るので、俺も両腕を離し、なんて声をかけようか悩んでいると

「ご、ごめんなさい……」

は涙をポロポロ流しながら謝る。

「なんでちゃんが謝るんだ!?」
「だ、だって…サンジの大切なキッチンでこんな事しちゃって……」
「そんなの、ちゃんだったらいいよ…」

思わず、ぎゅとを抱きしめる。

「コレも……勝手に使っちゃって……」
「あぁ、それは別に捨てようと思ってたから……」
「えっ…?ナミとロビンに…使おうと思ってたんじゃないの……?」

……ん?なんでそんな話になったんだ?
意味がわからず慌てていると、疑う様にはジッと俺を見ている。

……あー。気になる物が入ってるって言ったから……。
が勘違いをしているとわかると、つい顔が緩んでしまった。

「……サンジ何笑ってるの?」
「あぁ、ごめん、本当に捨てようと思ってたけど、もしも使うなら使いたいのはちゃんだけだよ」

でも、不安にさせてごめん。
側にあった箱の中の玩具をバキバキと全て壊す。

「えっ…!?何で……!?」
「言ったろ、捨てようと思ってたって」

跡形も無くなった玩具を箱ごとゴミ箱に捨てる。
するとは

「……なんか、勘違いしちゃって、ごめんなさい……」
「いいや、俺こそ不安にさせてごめん…」

をもう一度抱きしめようとすると
恥ずかしそうに側に落ちている服を集めて

「えっと、じゃあ、私そろそろ戻るね……!」

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