第1章 四人だけの酒盛り
秘湯の宿に着いたわたし達は、わたしと才蔵さん
幸村様と佐助くんの二つの部屋を用意して頂いていた。
宿での、お膳は、幸村様と佐助くんの部屋でみんなで頂く事になる。
「おい!才蔵!ここの地酒は、やはり美味いな」
「はいはい。美味いなら、幸村は、もっと飲みなよ」
珍しく才蔵さんが、幸村様のお酒を煽っている。
(大丈夫かな、、幸村様凄く酔ってるのに)
「先生!俺も酒が飲みたいです!」
「ちょっとぐらいなら、飲めば、佐助も」
!!!
「才蔵さん!!佐助くんは、子供ですよ!!」
「佐助くん、お酒は 佐助くんには、早いよ!」
!!!
そう言って佐助くんを見ると、幸村様が、佐助くんにお酒を注ごうとしている!
「あーーーー!!駄目ーーーーー!!!幸村様!!!」
!!!
佐助くんは、幸村様に注いで貰ったお酒を嬉しそうにこくりと飲んでしまった!
「げほげほっ !げほ!!!!!」
「佐助くん!!!!!」
「才蔵!いちゅのまに、酒が弱くなったんだ!」
幸村様は、そう言うと、ぱたんと倒れて寝てしまった。