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【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第8章 俺、嫉妬深いって言いましたよね


通常練習を終えて、夜の自主練習。
光太郎と黒尾くんが声を掛け、何人か体育館に集まった。
赤葦とは未だに気まずいまま……。


「よっし、んじゃ夏美、審判よろしくー」


光太郎、赤葦vs黒尾くん、月島くん。
これは試合というか、スパイク練とブロック練な気がする。


「ねぇ、私の居る意味……」
「盛り上げ要員!!
女子が居た方が盛り上がるって木葉が言ってたぞ」
「それは木葉だけでしょ……。
第一応援が欲しいならナナちゃん呼んだら?」
「ナナなら誘ったっつの!断られた!」
「ナニナニ、木兎くん、ついに彼女かー?」
「おう」


「うわ、まじか、木兎の癖に!」
「あ、ひでぇ!」
「明日紹介しろよ!つーか今日中にしろ!」
「……あの、バレーやらないなら僕帰っても良いですよね」
「「ダメだ、ツッキー」」
「はぁ……メンドクサイ」


「はは、なんかごめん。
光太郎に余計な話振っちゃったみたいで」
「本当ですよ」


眉間にシワを寄せる月島くんに、申し訳なさが募る。


「月島、あんまり夏美さんをいじめないで」


すぐ後ろから赤葦の声がした。
いつの間にこんなに近くに来てたんだろう。


「別にいじめてなんか……。
あぁ、僕、恋愛とかそういうの興味ないんで」


だから威嚇しないでください、と続ける。


「赤葦?」
「……なんですか」
「やっぱりなんでもない」
「俺、嫉妬深いんですよ。
だから夏美さんが男と話してるの正直妬きます。
さっき八つ当たりしました、すいません」
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