第6章 知ってましたよ、そんなこと
「あっ、っ、あ……」
ゆっくりと侵入して来る指。
その指は私のイイトコを確実に撫でる。
「やぁ、あっ、だめ」
「ダメじゃなくて、気持ち良い、でしょ?
こんなに締めつけてるのに」
クスクスと笑う。
「やっ、あ、や、イッちゃ……」
「良いですよ」
早められる手。
確実に私を絶頂へと誘う。
「やぁ、あっ、イキたくな、あ……」
「どうしてですか?」
気持ち良さに視界が歪む。
「一緒に、イキた、い……んん……」
「全く……反則です」
赤葦の動きが止まる。
「じゃあ俺がイクまで我慢出来ますか?」
「んんっ、できる、あっ……」
蜜口に宛てがわれた熱。
「挿れても良いですか?」
「う、ん、来て……っあぁ、あっ、は」
挿れられただけなのに、もうイキそう。
腰を掴まれて、奥を突かれると何も考えられなくなる。
「やぁぁ、あっ、もっ……!」
「我慢するんじゃなかったんですか?」
「あっ、できな、いぃ。
あ、赤葦……?」
ピタリと腰を止めた赤葦。
「じゃあ、可愛くオネダリ出来ますよね?」
答えを催促するように、動いては止めを繰り返す。
「やっ、あっ、イキた……イキたい」
「ん?」
「イカせて……赤葦」
「もちろんです、沢山イッてくださいね」
「あっ、あっ、っあぁ、ッッ……!」
ビクビクと身体を大きく跳ねさせて、果てた。
「はぁ……」
「俺まだなんで」
脚を開かされ、更に奥まで突かれる。
「やぁぁぁッ……!」
イッたばかりで敏感な身体は、すぐに絶頂を迎えた。