第5章 Wデート大作戦
「なぁ、舐めて」
ベッドに座る光太郎の前に跪いて、自身を口に含む。
部活終わりだから、汗の匂いが濃い。
「ん……む、チュ……」
「エロ」
裏筋を尖らせた舌でなぞると、声が漏れた。
私の後頭部を手で押さえると、喉奥を突く。
「んぐっ……んん……!」
苦しい。
涙が滲む。
「あー……すげぇ気持ちい」
カリの部分が喉奥と擦れるのが気持ち良いのか、何度も何度も繰り返す。
「夏美、自分で挿れて、自分で動いてくんね?」
「ぷはっ……けほ……」
口の中が開放された瞬間、大きく息を吸い込んだ。
一気に吸い込み過ぎて若干むせたけど。
「自分だけ……?」
光太郎は舐めて貰ってるけど、私は何もして貰ってない。
見返りを求めてる訳じゃないけど、なんか……。
「ちゃんと挿れたら、いっぱいイカせてやるって」
得意気な笑顔を見せた。
少しだけ不満を抱きながらも、下着を脱いで光太郎の上に跨った。
私は濡れやすい体質らしく、すぐ濡れる。
だからなのか、今までの彼氏も段々前戯が疎かになっていった。
「ン……」
避妊具を纏わせた光太郎自身を蜜口に宛て、ゆっくりと腰を沈めていく。
3日連続のエッチは身体に負担が掛かる。
でも、気持ち良い。
「全部入ったな?偉い偉い!
じゃ、動いて」
途中何度か止まったけど、奥まで全部入り切った。
そして息付く間もなく次の要求が来る。
今日の光太郎は、一昨日とは別人みたいだ。