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とある本丸の物語

第6章 万屋街


時の政府と連絡が取れないまま数時間は過ぎようとしていた...

自本丸の第1部隊と第2部隊には小型インカムを隊長にそれぞれ渡してあるので...逐一情報がくる
どうも、敵の狙いは審神者の学校にある物を探して来たらしい...
多分、各本丸にあるのより精密な時間転移装置の破壊か各本丸の審神者のデータか...
いずれにしても親玉をあぶり出して倒すしかない...

多分、時の政府と連絡が付かないという事は何か情報を遮断する存在がいること...

「安定、第2部隊みんなで時間転移装置の前で敵が来ないか見張ってて!私は第1部隊の皆とデータ管理室の前に...」

...ん?指示を出していたら遠くから黒いオーラを纏った前の理事長が...敵が持ってるのと似た武器を持って近づいてくる
確か...前の理事長は時間遡行軍に裏で協力して...解任されたんだっけ...
周りにいた第1部隊は刀を構え始めた...















...なんとか理事長を倒すと時の政府の役人がやっと来て...
私...夢桜と白銀、雪見風、時鈴の四人とそれぞれの近侍が呼ばれて情報共有をする事になった...
他の刀剣男士達はそれぞれ先に帰って行った

どうも、前の理事長は各本丸のデータを時間遡行軍に送る為に騒動を起こしたらしい

学生とはいえ.,.たまたま審神者が何人かいたから対応できたものの...

「緊急時とはいえ...2部隊も同時に出陣させて...君は何を考えているんだ!」
「はっはい、スミマセン...」

時の政府の役人さんの一人...綺麗なお兄さんにこってりと怒られた...
近侍の清光も私の後ろで頷いてるし...
霊力が安定してる大人ならいざしらず...まだ学生の私達の場合、一歩間違えれば霊力不足で戦闘中に倒れる事もあるらしい...

「ただ、君たち4人それぞれの本丸が協力して問題に立ち向かってくれて感謝する」

「また、会う事になるだろう...」

綺麗なお兄さんはそう言うと時の政府の役人さん達を連れて帰って行った






その数ヶ月後、綺麗なお兄さん(叱ってた綺麗なお兄さんは夢桜本丸に.. . )が監査官としてそれぞれの本丸にやってくるのは別のお話し...
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