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【第五人格】LONG

第1章 序章


誰もいないのにお姉さんはしゃべってる・・・
占い師さんってオカルト的なあれ?
すると船のほうからフクロウを肩に乗せた目を隠した人が来た。

「美智子さん急によばれても困りますよ」
「まぁ、ええやないの困ったときはお互いさまやろ?
おたくのとこの邪神はんも同じことしはるんやない?」
「それはそうですけど・・・」


お兄さんはお姉さんと少し会話をした後、

「とりあえず俺についてきてくれないか?
悪いようにはしないから」

そういいつつお兄さんは私の手を引いて
門のような場所まできて
パネルに記号を打ちこみながら

「そういえば君の名前を教えてくれないか?」

「あ、私苗字名前です」

「苗字が名前かい?」

「いえが名前が名前になります」

「なるほど、名乗り遅れたね
俺はイライ・クラーク
気軽にイライと呼んでくれ」

イライと名乗ったお兄さんがこちらを向くと
扉が開いた。

「とにかくここから出ようか、ついておいで」

お兄さんに連れられてゲートから出ると眩しい光が視界いっぱいに広がった。
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