第6章 宴
この状況はなんとなくわかる・・・
それぞれ綺麗な衣装やアクセサリーを持っているということはこれから着せ替え人形のように着替えさせられるんだろうと容易に察しがつき逃げようとすると
背を向けた瞬間に美智子さんに捕まった
「はいはい、おとなしくせなあかんよ」
そのままあれよあれよという間にメイド服を脱がされ
あれでもないこれでもないと女性三名による着せ替え時間になった
衣装は結局美智子さんの希望により
花柄の袴になった
マリーさんからは袴にもあうようにと綺麗な飾りをつけられヘアアレンジは3人がかりでやられたのでもうクタクタだ
げっそりした形で椅子に座る私とは対照的に美智子さん達はすごく楽しそうだ
「さて、名前さんの準備も終わったしそろそろ私たちも行きましょうか」
「どこにいくんですか?」
「たのしいたのしいところやよ」
「名前は何も気にせずついてきてね」
そのまま女性陣に連れられて中庭のほうまできた
外に通じる扉の前までくると私に扉を開けてほしいといわんばかりに3人共ドアから一歩下がり道を開けた
そのまま私がドアを開けた瞬間
パンッっというたくさんの破裂音が聞こえ思わず目を閉じる
「「「「「「名前!ようこそ荘園へ!!」」」」」
と声が聞こえ恐る恐る目を開けると
そこには大きなテーブルそこにあるたくさんの料理と荘園の皆さんがいた
手にはそれぞれクラッカーをもっていたのでさっきの音はクラッカーだろう
「名前の席はこっちなの~!」
「僕たちについてきて!」
エマさんとトレイシーさんに引っ張られて一番真ん中の席まで案内された
「あのこれは」
「レディ、今日は貴方が荘園に来た素晴らしい日です
そのための歓迎会ですよ
メイド服のあなたも素敵ですがその姿も美しいですよ」
「ありがとうございます///」
リッパーさんが椅子をひいて座らせてくれた
「それでは新しい荘園の仲間名前が来た日に乾杯!」
「「「「「かんぱーい!!!!!」」」」
ウィリアムさんが音頭をとりそこから楽しい宴会が始まった
どの料理もおいしく私もここにいていいんだと改めてわかりついはしゃいでしまった
それからデミさんがくれたジュースを飲んでからの記憶がなく気づいたら朝になっており自室にいた