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夢の続き【アイナナ】

第3章 四葉環夢(クラスメイト)


#1
クラスメイトにアイドルがいる。
アイドリッシュセブンの四葉環。

本人には絶対言えないけれど、同じクラスになる前から、実は、ガチガチのアイドリッシュセブンのファン。四葉環推し。

「四葉くん、おはよう」
「ん、夢っち、はよー…」
「眠そう…今日物理の小テストあるよ」
「おーマジか。余裕でなんもやってねえわ…」
「仕事で休んでたもんね、私のノート写す?」
「おう、サンキュー」
ノートを受け取った四葉くんが、カリカリとノートを写す。

「…あれ、んねえ、ここってどういう意味?」
「ん?ああ、ここは…」
聞かれた箇所を、説明しようとノートを覗きこむ。
至近距離四葉くんの吐息がかかる。ドキッとする。
(ひょえーち、近い…!)
「…四葉くん、ていい匂いするよね?アイドルだから?」
「へ?そう?んなの、はじめて言われた」
「うん、柔軟剤の匂い。めっちゃフローラル」
「ふーん」
「……おし、できた!ノート写したら、小テストいいできになりそうな気になった。いつもありがとな。」
「うん、どういたしまして」
「そだ、お礼すんよ。ジュースでいい?」
「お、お礼!?ノート位で、いいよ別に…」
「マジ結構助かってるしさあ」
「…!そ、そうだっ私、Re:valeのライブ行きたい。一緒に行かない?今度」
「!…へー、Re: valeのファンなんだ、意外。別にいいよ、聞いてみる」
「あ、ありがとう」

(い、勢いで四葉くんを誘ってしまった…!四葉くんのことだから実現するかわからないけど)
そう思っていたら数日後、四葉くんは本当にスケジュール調整して、ライブに誘ってくれた。
「楽屋に挨拶も行くから、ファンならサインとかもらえば?」
「が、楽屋…!?わかった色紙用意しとく」
「おーじゃあ、学校おわったら仕事あるから、そのあと落ち合おうぜ、じゃあまた後でな」

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