第23章 つなし夢(アイドル) ※裏
そういわれ、衝動を押さえられなくなってしまい、思いきり理性を失って進めてしまった。
きしむベット、彼女は声をあげ、背中に爪をたてる。
「はっ…はあ…出すよ!」
ビクッ、と俺はおもいっきり果てた。
ずるりと抜き出すと、彼女は出血して、ガクガクと、脚が震えていた。
「ご、ごめんっはじめてで、俺のおもいっきりなんて、痛かったよね」
優しくふきながら、彼女の痙攣する太ももを撫でた。彼女は泣いている。
「ほんと…ごめん」
「…ううん、違うの、嬉しいから泣いてる」
「え」
「私のはじめてがこんな素敵な男性で良かった」
泣きながら、笑う。
「夢子ちゃん…」
ぎゅっ、と抱きしめた。
落ち着いたら、夢子ちゃんが
「なんかお腹空いちゃた」
というので、部屋着に着替えて、キッチンに向かう。
簡単な夜食を作って、一緒に食べていると、
天が帰ってきた。
「天、お帰り」
「お、おじゃましてますっ」
「ああ、こないだの猫…そっか、龍、良かったね」
優しくそう言うと、自分の部屋に入った。
「はは、何か照れるね」
「うん」
そう言うと、俺たちは微笑みあったのだった。