第3章 体の異変
「だ、めぇ――――――---っ!!」
壊れる。
溺れていく。
次から次から襲いくる快感に、抗う術を知らない。
ただひたすらに受け止めることしか出来ずに。
だけどたったひとりで受け止めるには、波が大きすぎて。
溺れちゃう。
気持ちよすぎて、息が間に合わない。
「イけよ、何回でも」
「も、むり、もいけな………っ」
「大丈夫まだイけるデショ、ほら」
「んんんんぅっ!!」
それから夜中ずっと、彼等から解放されることなんてなくて。
睡魔と、快感で意識が飛びそうになれば。
さらに強い刺激でまた現実へと引き戻される。
カーテンの隙間から明るい日差しを頭がうっすらと認識したころ。
あたしはやっと、眠ることを許された。