第17章 エンディングのその後は
椅子に座ったまま、斗真に奥の奥まで貫かれながら。
「……と、ま、もぃあ…っ、うごかな…っ」
「俺じゃねーよ、動いてんの」
「んっ」
強引に振り向かされ重なるのは斗真の唇。
荒々しく重なるのに、すごく優しい舌使いとか、頭の処理能力がバカになる。
「お前が自分で腰揺らしてんだろ」
「だ、って……っ、きもち……っ、ふ、んんぅ」
離された唇は、すぐさま呼吸さえ奪うように塞がれて。
どちらかともなく絡めた舌は、散々蹂躙されたあと吸われて、かと思えば擦り合わせるように舌が絡まって。
も、駄目。
きもちく、て。
気持ちよすぎてまた……っ。
「あ、ぁんっ、もうそれぃああっ!!とーる!!そこ……っ、吸うのもやぁっ━━━っ」
テーブルの下、斗真の膝の上にカバっと開かされた両足の間には透が入り込み。
先ほどからずっと剥き出しにしては舐めたり吸ったり、時には甘噛みしたりと、充分に充血した突起を弄ぶのだ。
「……は、ぁ、は……っ」
何度目かの絶頂で、ぐったりと斗真に身体を預ける。
……けど。
そんな簡単にこのふたりが満足するわけもなく。
「そろそろ動くぞ」
「━━━っ!!」
ガタン、と立ち上がった斗真に合わせて。
上半身がテーブルへと倒れこんだ。
「……斗真舐めにくい、それ」
「るせ、お前ネチネチしすぎなんだよ。」
「なんで?気持ちよかったよね?ライちゃん」
テーブルの下から這い上がってきた透が、顎を掴んで視線を絡めてくる。
「……っぁんっ、あ、あッッ、や、っぁんっ」
なんかもう、わけがわからなくて。
ただもう、気持ちいいことしか頭になくて。
透の言葉が全然理解できなくなってくる。
「……トんだ?」
「ああ、完璧」
「………仕方ないなぁ」
こっち。
と。
テーブルの上に座った透に誘導されて、体がテーブルから離れると。
「できる?」
頭を撫でてくれる透の掌を感じながら。
躊躇なくそれを口へと含んだ。