第17章 エンディングのその後は
「……っぁ、あっ……っ、も、ぉや、あっ」
1日1回、なんて言ったところで。
ふたりかがりで攻められたら落ちるのなんて時間の問題で。
「男の性欲舐めんな」
結局わけのわからない理屈を並べるこの双子には敵うはずもなく。
あたしには決定権すら与えられていないのだ。
「……っ、ぅ、ぅぅ、ふ、っぁん」
「めっちゃ溢れてるけど」
「………っふ、ぅ」
「声出ないくらい、気持ちい?」
抱き上げられて、連れて来られたのはダイニングテーブル、で。
半ば意識が戻らない状態で虚ろにそれをぼんやりと感じていれば。
座った斗真の膝の上に乗せられるままに、それは一気にあたしを奥まで貫いた。
「……っは、━━━━っあ」
ぼんやりと虚ろに物事を見ていたあたしにとってそれはほんとに激しい衝撃で。
それはもう、一瞬呼吸が止まるほどの。
「………あぁ、またイった?」
「ああ……っ、ぃやっ、も、ぉや、だぁ」
「食べたいんだろ?食えば」
「………っ」
目の前には食欲をそそる、いい匂い。
なのにこんなにも食欲を刺激されないのは初めてだ。
テーブルに添えた両手を、ぐ、と握りしめた。
震える身体をなんとか耐えたくて。
快感から、逃れたくて。
唇を噛みしめ体に力を入れる。
「……っ、め…っ、っあ、あ、━━━━っ、ぅ」
「……なぁ、すっごい締め付けだけど」
だめ。
無理。
気持ちいい。
「そんなにいい?」
「……ふ、っぁん」
気持ちいい。
ふわふわしてくる。
チカチカ、する。
「━━━━━━━っ、っあああッッ」